キャラ名鑑(ら)
 キャラクター名鑑 や・ら・わ行
  (ライザ〜ランバ・ラル)

(あ行)/(か行)/(さ行)/(た行)/(な行)/(は行)/(ま行)/(や、ら、わ行)

(や、ゆ、よ)/(ら)/(り)/(る)/(れ)/(ろ、わ)



  • ライザ 闘将ダイモス
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 女
    所属 バーム軍
    階級 ロボット開発主任
    年齢 不明
    出身 バーム星(小バーム)
    種族 バーム人
    主な搭乗機 ガルンロール コブラート
    CV:弥永 和子
    【原作】バーム軍ロボット開発主任の女性仕官。強い目を持つ妖艶な、そしてグラマーな美女である。ダイモスに対抗するために、さまざまな特殊機能を備えたロボットを次々に開発した。司令官であるリヒテルに心酔…というか深い愛情を抱いている。しかし、それを口に出すことは決してなく、リヒテルにとっても彼女はあくまで部下でしかない。彼女はそれでもリヒテルの傍にいれさえすればいいと思っていたようだ。リヒテル以外の男は男として認識しておらず、バルバスなどは色香で操って、いいように使っていたふしもある(第9話)。
     リヒテルを思うあまり、いわゆる「出すぎたまね」をすることもしばしば。リヒテルにいさめられることも多かった。彼女にとってはリヒテルがすべてであり、その他のことはどうでもいいのだ。彼が喜ぶからロボットを開発し、彼が喜ぶから戦うのである。ゆえに、度重なる失敗により作戦からはずされた際には、リヒテルに新たに重用されたガーニィ・ハレックを一矢とともに亡き者にしようとする(第9話)、地球攻撃軍を視察しにきたメルビをダイモスとともに抹殺しようとする(第19話)など、味方の足を引っ張りさえした。それでリヒテルの気持ちが自分に戻ってくると考えるのだから、これはもう相当の重症である。ただ、リヒテルの唯一の親友であるアイザムに対してだけは悪い感情は持っていなかったようで、ロボット製作を積極的に手伝ったり、その身を案じたりしていた。
     行方不明のエリカが帰還した際も、エリカの身を案ずるよりも、いかにリヒテルがエリカの事を心配して気を病んでいたかをまずエリカに諭そうとしていた。ここからも何をするにもまずは「リヒテル第一」であることがわかる。リヒテルを思い悩ますエリカをこころよく思っておらず、地球人に肩入れするエリカを「魂まで腐っている」と感じている。次第にエリカが疎ましくなったライザは、戦闘ロボに無理やりエリカを乗せ一矢と戦わせ(第14話)、さらにはエリカやその侍女マルガレーテを反逆者に仕立て上げ、処刑台に向かわせるよう仕向けるのだった。
     エリカが仮死状態に陥った際には、それをエサに一矢とダイモスをおびき寄せようとしたが、この作戦はリヒテルの逆鱗に触れ、激しく叱責された。リヒテルを愛するあまり、彼のエリカに対する愛情の深さを忘れていたのだ。
     リヒテルが直接ダイモスと戦うために出撃を決意した際には、その出撃を最後まで止めた。彼が死んでしまったらそれは彼女自身の死を意味するのだ。その戦闘で彼が倒れた際にはその枕元にずっと寄り添い続けた。
     彼女がもっともリヒテルに対して貢献したのは、海底城がゲロイヤー達に占拠され、リヒテルがまさに処刑されようとしたそのときである。彼女はとっさに芝居を打ち、ゲロイヤーに対して寝返りを申し出、リヒテルをダイモスと戦うように仕向けたのである。これによりリヒテルは九死に一生を得たのだった(この際、いっしょに捕らわれたバルバスには目もくれずにリヒテルのみを救うところが彼女らしい)。さらに、こういうことが起こりうると予測していたのか、リヒテルにも知らせずにあらかじめ身を隠すための秘密基地まで用意していたのである。そしてライザはリヒテルに対し、地球人と協力することを訴えるが、これは全く聞き入れられず、逆にリヒテルに叱責を受けてしまう。ライザはリヒテルに命じられるまま、共に小バームへ向かうことになった。
     このように、リヒテルのためなら手段を選ばない、その身を犠牲にすることもいとわない彼女だが、結局は最期までリヒテルの愛情を得ることはできなかった。ライザは小バームにおいて、リヒテルに代わってオルバンを討とうと単身乗り込み、あえなくその命を散らしたのである。だが、最期の時を迎えるまでずっとリヒテルに寄り添えたことが彼女にとっては最高の幸せであった。そして、彼を生かすためにその身を捧げることができたのだから、本望であったともいえる。
     人を愛すことを知らない、いや、多くの人を愛しすぎたために、すぐ身近にいる女性の愛に気づかない不幸な人物を愛してしまったライザ。それこそが彼女の不運であった。戦争が無ければ、彼女はリヒテルと結ばれただろうか? いや。戦時下だったからこそ一介の女性仕官であった彼女がリヒテルと出会えたのであろう。運命とはいつも皮肉なものである。死後の世界ではきっとリヒテルと結ばれたに違いない。
     ちなみに、ライザの死に関しては、放送が打ち切られなければちゃんとした結末が用意されていたらしい。大変興味深い事実である。

    「閣下の信頼が得られるなら、この身を悪魔にでも売り払いましょう」

    【第4次(S)】リヒテルのおつきとして原作と同じような扱い。戦闘にはシナリオ「愛の行方」で一度参加するのみ。この際にはエリカを探す一矢に対し「えーい、けがらしい!地球人ごときが!」と罵声を浴びせていた。搭乗機はガルンロール。
    (Written by BOXER-D)(05.1.2)

  • ライディース=F=ブランシュタイン SRX系オリジナル
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神  F F完結編

    性別 男
    所属 地球防衛軍極東支部(SRXチーム)
    階級 少尉
    年齢 19歳
    誕生日 7月9日
    身長 181cm
    体重 69kg
    趣味 茶道
    出身 ドイツ
    主な搭乗機 R-2 SRX シュッツバルト
    CV:置鮎 龍太郎
    【設定(新)】地球防衛軍極東支部SRXチームに所属する少尉。ドイツ系の名門軍人一族ブランシュタイン家の次男で、金色の髪の涼やかな美青年。R-2のテストパイロットを務めていたが、リュウセイ同様バルマー戦役に伴っていつのまにか正規パイロットとなる。
     冷静沈着で、自分を厳しく律しているため冷血漢のように見られるが、本当は気の優しい青年。天才的な技量を持ち、プライドが高いがそれを表に出さず、控えめで礼儀正しい態度を保っている。唯一リュウセイだけは例外で、容赦のない皮肉や悪口をぶつけ合う仲だが、心底では信頼しあっているらしい。かつて新型試作機ヒュッケバインの起動実験中に事故を起こし、左腕が義手になっている。そのことがトラウマになっており、それを克服するためにSRXチームに志願したという。
     彼のミドルネーム「F」は元々、貴族を表す「フォン」すなわち「ライディース・フォン・ブランシュタイン」の略称のつもりだったらしい。もちろん「フォン」は「von」であり、ミドルネームは「V」になるはずなのだが、設定時に間違えたのが訂正されずにそのまま決定となってしまったのだという。なんともお粗末な話だが、その後設定が修正され、実家を出る際に義姉の旧姓である「フジワラ」を名乗ったということになっている(ただし、本作では彼は別にブランシュタイン家を勘当されていないようなので、本作における彼のミドルネームが何なのかは謎のままである)。彼とブランシュタイン家に関してはCDドラマ、オリジナルジェネレーションなどで様々な設定が追加され、それに伴って彼もいくつものドラマを背負うことになるのだが、本作の段階ではまだそれらは表に出てきていない。
     ゲーム中では地上編第10話「天才パイロット、ライ」または宇宙編第23話「アムロとシャア」から登場。天才というわりにリュウセイやアヤとそれほど能力差がない。「この程度ならリュウセイでも回避できるな」などと言うそのリュウセイより回避値が低い、R-2パワードがシールドを装備しているのにシールド防御技能を持たない、などどこか調子外れで、「自称天才」などと不名誉なあだ名を奉られている。地上編では女性に興味がない、とうっかり漏らした言葉尻をとらえられてリュウセイにホモ疑惑を流され、激怒していた(だがもし彼が本当にホモだったら、接触頻度からいってその相手の第一候補は自分なのだが、その辺をリュウセイはわかっているのだろうか)。
     SRX合体時はトロニウムエンジンの至近に位置することになる。いつ暴走するかわからないエンジンを抱えて、直情径行のスーパーロボットおたくに分離トリガーを預けるのはさぞや気が気でないだろう。臨界時のメッセージにも生々しい緊迫感がある。
    (Written by Gemma)(05.1.2)

  • ライラ=ミラ=ライラ 機動戦士Zガンダム
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 女
    所属 地球連邦軍
    階級 大尉
    年齢 25歳
    種族 地球人
    主な乗機 ガルバルディβ
    CV:佐脇 君枝
    【原作】地球連邦軍、巡洋艦ボスニアのMS部隊長。太い眉毛にたくましい長身の男前な美女。階級は大尉。ちなみに『Z』のキャラクターには設定画の襟章が実際の階級と食い違っている人物が多いが彼女もその一人で、設定画でも劇中でも少佐の襟章をつけている。
     クワトロといい勝負をするほどの凄腕のパイロットで、姐御肌でいくらか好戦的な性格。権威をひけらかすティターンズの人間をよく思っておらず、第6話で初対面のジェリドをからかって怒らせる。殴りかかってくるジェリドを軽くあしらい、粗雑で自己中心的なその態度に呆れるのだが、一本気で情熱的なその性格に好感も持ったらしい。一人前の男になりたいというジェリドに対し、宇宙での戦い方を教えてやる、と約束し、以後ジェリドとは師弟のような関係になる。しかし続く第7話において30バンチでカミーユのガンダムMkUと戦い、そのニュータイプの才能に焦りを覚えて調子を崩し、コクピットにライフルの直撃を受けて散った。
     隊長としても優れていたらしく、初登場の第3話で配下のガルバルディ隊がアーガマと交戦した際には「実戦慣れした部隊だ」とクワトロに舌を巻かせている。オールドタイプでありながらニュータイプという概念に理解を示しており、第6話では子供のカミーユが自分と互角に戦えることに職業軍人として強い反発を覚えるのだが、死の間際にそういう考え方こそがオールドタイプ的であると悟っていた。カミーユも彼女を「できる人」と表現し、戦闘中に説得を試みたりしている。柔軟な考え方を持つ一方で、バスク・オムがスペースノイドへの見せしめのためだけに30バンチに毒ガスを流したということを信じない(7話)など、連邦軍人らしい頭の固さもあった。
     単なる無頼の姐御ではなく、コチコチの軍人でもない、剛毅なところもあれば色っぽさもある。いびつだったりささくれ立った人間の多い『Z』の登場人物の中では一番まともな部類に属するキャラクターで、出番はのべ三話しかなかったが強い印象を残した。彼女に指導されていたら確かにジェリドも一人前の男になれていたかもしれない。しかし彼女の死はジェリドにとって、カミーユへの復讐心をいっそう深める結果となった。ライラの見込み通り彼に「いい男になれる素質」があったとすれば、彼女の死がそのいい男への道を踏み外す一因となったのである。

    「いい男になってくれれば、もたれかかって酒が飲める。それはいいものさ」

    【第2次(G)】DCのパイロットとして第10話「マリオネット・フォウ」にのみ登場。乗機はバウンドドッグ。愛機ガルバルディβはいまだSRW未登場のため、一度として原作通りの機体に乗れたことがない。ちゃんとジェリドをさとす場面があり、舞台が地上なので「宇宙に行ったら戦い方を教えてやるよ」と約束するのだが、このマップで撃墜すると戦死扱いになり、宇宙には行けないのだった。
    【第3次】何事もなかったようにDC残党としてジェリド、カクリコン、エマを率いて序盤に登場。乗機はマラサイ。この頃から女親分の風格があるが、エマを説得するシナリオ「大気圏突入」以降、死んだわけでもないのに脱落してしまう。能力値がジェリドと互角か、微妙に劣る程度になっているのは納得がいかない。
    【EX】シュウの章第3話「バゴニアの傭兵」にてジェリド、カクリコンを従えてバゴニアの傭兵として登場。乗機はバウンドドッグに戻った。今作では三人組で登場する敵が多く、原作にはないこのトリオもいつのまにか定着してしまって、ティターンズ三羽烏などという呼称まで生まれた。説得で仲間になるが、技量以外の能力はジェリドに微妙に劣る。ドーベンウルフをどちらに与えるかは悩み所である。今作のジェリドが似合わない「威圧」「てかげん」なんか持っているのは、もしかしてライラから継承したのかもしれない。
    【第4次(S)】原作であんなに嫌っていたティターンズにあっさり転身、序盤のシナリオ「謎の訪問者」では味方NPCとして戦ってくれる。今度はバイアランに乗っている。ジェリド、カクリコンに加えてヤザンまで従えており、すっかりZ系の女親分扱いされているようである。敵として登場するのはティターンズ最期のシナリオ「栄光の落日」のみだが、元々ロンド・ベルにそれほど敵意もないため、いささか感慨を漏らす場面もあった。ティターンズ組ではヤザンに次ぐ能力値で、ようやくジェリドを抜いて正当な評価を得るが、直感で劣っているため最後まで二回行動ができない。
    【F】シナリオ「驚異のデビルガンダム」または「デビルガンダム再び」で味方NPCとして登場。ジェリドより一回り劣る能力に格下げされてしまい、技量値でさえ遅れをとる不遇ぶりは何事か。ジェリド達同様、Fでの出番はこの一回きり。
    【F完結編】晴れて敵に回り、第4次の部下からヤザンが抜けた代わりにマウアーが加わって四羽烏で挑んでくるのだが、シナリオ「完成! 超闘士」または「新しい力」でカクリコン共々他のティターンズ組に先駆けてあっさり死んでしまう。今回ジェリドにはラストで見せ場があるせいか、彼絡みで死ぬキャラクターは全員問答無用で殺されてしまうようである。

  • ラカン=ダカラン 機動戦士ガンダムZZ
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 男
    所属 ネオ・ジオン軍
    階級 不明
    年齢 不明
    種族 地球人
    主な搭乗機 ドライセン ザクV ドーベンウルフ
    CV:大林 隆之介
    【原作】ネオ・ジオンの士官。角刈りの強面、浅黒い肌に筋骨隆々たる体躯、たくましい腕をむき出しにした袖無しの軍服と、優男の多いネオ・ジオン軍人の中でひとり『北斗の拳』のごとき世界観をかもし出す豪傑。
     一年戦争以来の古参兵で、その戦い方は剛毅かつ冷徹。怯えを見せれば部下にも銃を向ける苛烈な軍人で、それまでの敵役、マシュマーやグレミー達とは一味違う風格があった。初登場は第22話、サダラーンに乗り込んだZZを叩くためドライセンで出撃。それまで合体しさえすればほとんど無敵だったZZを、初めて苦戦させたのがラカンである。
     ダブリンにコロニーが落とされる第35話ではダブリンの制圧を任され、エゥーゴの救助活動や民間の避難をすべて阻止し、赤十字の避難船までも沈める非情さを見せる。ザクVを駆り、ZZの合体の隙をついて襲いかかるが、ハヤトがかばいに入ったため失敗。かわりにハヤトが命を落とすことになった。
     グレミーの反乱時には、地球の支配権を貰うという約束でグレミーにつく(しかし、たかが一武官に地球を丸ごと与えるとは……それほどまでしてラカンが欲しかったのか、あるいは地球を過小評価していたのだろうか?)。オゥギュストらと違い、プルツーの実力も率直に認めていたようで、ラカン率いるスペースウルフ隊は、プルツー達のニュータイプ部隊と並んでグレミー軍の主力となる。ドーベンウルフを駆り、マシュマー、ランスを落とすなどの戦果を上げるが、最後にはフルアーマーZZと戦い、ビームサーベルで十文字に裂かれて散った。
     劇中、まったくのオールドタイプ(サイコミュを使わなかったこともそうだが、例えばマシュマーが死に際に見せた超常的な力に対しても「何をしたのだ、マシュマー!」「何の光ッ!」等疑問しか示していない)でありながら最後まで一線で戦い続けた唯一のキャラクター。ほとんど超人の域に達した強化人間やニュータイプ達と立派に互していたのだから、その腕前は相当なものである。グレミーの反乱時、対するアクシズの主力がマシュマーとキャラだけだったことを考えると、おそらくネオ・ジオン随一のパイロットだったのだろう。
     中盤以降物語がシリアス色を強めていくにつれ、コメディリリーフに近いマシュマー、キャラ、グレミー達ではストーリーを運びきれなくなったため、ネオ・ジオン側の補強として登場したのがラカンであると考えられる(彼やアリアス、オゥギュストといった男達が話を支えている間に、問題の三人はいずれも大きく変貌を遂げて終盤の表舞台に戻ってくるのである)。そのためか、オールドタイプである点、グレミーの反乱時ドーベンウルフを(グレミー軍の識別色である)グレー系に塗り替えることに頑として反対する自機へのこだわり、ドライセン、ザクVとジオンの流れを汲む機体に多く乗っていた点など、彼は初代『ガンダム』におけるジオン軍人に近い、骨太な敵役というイメージを強く付与されていた。しかしそれらの骨太さも『ZZ』という作品の空気の中にあってはかえって芝居がかって見え、キャラクターとしては今一つ(マシュマー達とは逆方向に)滑ってしまった観が否めない。ニュータイプ同士のプレッシャーのかけ合いと化した終盤の戦場で、ラカンは強力ではあっても、劇的な存在には決してなれなかった。ジュドーはハマーン、マシュマー、キャラ、グレミー、プルツーを知っていたが、最後までラカンの名前は知らなかったのである。

    「ダブリンは晴れているか!」

    【第2次】第14話「宇宙へ…」より登場。ZZ系の敵の中ではマシュマーと並んで最も出番が多い。最終面ではキャラと共にビアン博士の脇を固め、オールドタイプのくせにゲーマルクでファンネルをがんがん飛ばしてくる。
    【第2次G】第2次とほぼ同じだが、キャラクターが増えたため出番を削られ、最終面にのみ登場。ビアン博士の親衛隊のようである。
    【第3次】クワトロが仲間にいないルートではシナリオ「シャングリラ」から、そうでなければ「プルとプルツーと」から登場。前者ではドライセン、後者ではドーベンウルフに乗っており、いずれもボスの次くらいに手強い。グレミーが何もしないので最後までハマーンの配下で、シナリオ「アクシズは燃えて」では第2次同様ゲーマルクで登場し、ファンネルを平気で飛ばしてくる。マシュマーと一緒に強化でもされたのだろうか?
    【EX】カークス軍に傭兵として雇われており、マサキの章「カークスの野望」でヤザンと共にNPCとして登場。ドーベンウルフで好き放題暴れてくれる。出番はこのシナリオだけで、以後どこで何をしているのか一切不明。シュウの章で仲間にできそうなキャラクターではあるが、残念ながら登場しない。
    【第4次(S)】シナリオ「エゥーゴとの接触」から登場。さすがにもうNT専用機には乗らない。遠攻撃がトップクラスに高い上、攻撃力のあるユニットに乗っているので非常に危険。ひそかに敵MSパイロットの中では地形適応が最も優秀(AABA)だったりするのが渋い。しかし、MSパイロットなら大抵持っている「切り払い」と「シールド防御」をなぜか持っていない。
    【F(完結編)】シナリオ「和平成立」から登場。今回は能力が若干抑えられ、ヤザンやライラ等のZガンダム組よりも一ランク落ちる程度になっている。とはいえ、相変わらず攻撃力の高いユニットに乗ってばんばん攻撃してくる難敵。完結編のシナリオ「光、断つ剣」ではコロニーレーザー(のダミー)の一基を預かっている。

  • ラシル=ザン=ノボス 魔装機神系オリジナル
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 男
    所属 神聖ラングラン王国軍
    出身 ラ・ギアス
    種族 地球人(ラ・ギアス人)
    声優 なし
    【EX】神聖ラングラン王国の軍人であり、「地上人召喚事件」の時にはフェイルロード王子の軍の参謀長を勤め、オールトと共にフェイルの片腕的存在であった。性格はいかにも軍官僚的であり、いかにも友人がいなそうである。魔装機の操者としての能力は無いようであるが、参謀としての能力は確かのもののようで、よくフェイルを補佐してシュテドニアスとの戦いを有利に導いたようであるが、その功績は影のものなので、詳しいことは不明である。
     また、マサキ達との決戦を前にしてフェイルに後事を託されたのも彼であることから見て、フェイルからの信頼はかなりのものであったことは推察しうる。
    (Written by rin.vd)(98.1.19)

  • ラセツ=ノバステ 魔装機神系オリジナル
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 男
    所属 シュテドニアス軍特殊工作隊
    階級 大佐
    年齢 31歳
    出身 ラ・ギアス
    種族 地球人(ラ・ギアス人)
    主な搭乗機 バイラヴァ イスマイル デュラクシール
    【設定】シュテドニアス軍特殊工作隊デオ=シュバイル隊長。階級は大佐で、魔装機神・第二章当時31歳。士官学校を首席で卒業し、その後隊に配属。4年で大佐にまで出世するというエリートコースを歩んできた。しかし、特殊工作隊の特性上機密を探る任務が多いため功績が公に認められず、それ以上の出世はなかった。結果10年以上大佐のまま、という事になる。ただし、仕事で得た機密を利用して政界では確実にコネを広げているため、実質は中将クラスの扱いを受けているようである。
     性格は残忍かつ非情。自分に刃向かう者には一切情け容赦しないタイプで、手段のためなら味方をもその手に掛ける事もある。俗に言う「野心家」であり、やはり望みは世界の制圧であるらしい。しかしその反面、自分に従ってくれる者に対しては情に厚く、特に女性への対応は紳士的でさえあった。その良い例がシモーヌとの一件であり、シュテドニアスに囚われていたシモーヌがラセツによって助け出された事からも確認できる。なお、祖国愛は意外にも強いらしく慈善団体への寄付なども行っていたようだ。また、部下のジョグとは気が合うらしく、ほとんどの場合行動を共にする。
     なお、地上人召喚事件の際はシュテドニアスが攻勢に出ていた中、突然撤退派に転じたゾラウシャルドにつき、以降ゾラウシャルドの元で行動するようになった。それからは急進派の代表としてノボトニー率いる穏健派とラングラン侵攻を巡って対立し続ける事となる。その後、その内乱状態に乗じてクーデターを起こし、シュテドニアス軍部の実権を握る事に成功する。そしてゾラウシャルドが死亡、遂にシュテドニアスのトップに立つ事となったが、それも束の間マサキ達ラングラン勢との最後の戦いに敗れ死亡した。

    「知れた事! 世界をこの手におさめるのだ!! 男として生まれれば、これ以上の事は望めまい!!」

    【魔装機神・第一章】次項「ラセツ=ノバステ(マスク)」を参照。
    【魔装機神・第二章】第一章とはうって変わって、第二章では最も重要な敵キャラと言えるだろう。指揮権を利用してロドニーに条約違反となる国境越えをさせたり、取引と称してエリスを脱走兵に陥れたりと、序盤から味方をも欺くその卑怯な手口は大爆発である。しかし、裏を返せばそうまでしなければならない程ノボトニー派との対立がエスカレートしていた訳で、いかにシュテドニアスが内乱の状態であったかが伺える。その後はルートによって多少ニュアンスは違うものの、ノボトニーやロドニーをシュテドニアスから追放するなど、シュテドニアス国内はほとんど彼の思い通りに動いていったと言えるだろう。ただ、ゾラウシャルドの死亡に関しては通ったシナリオによって大きくシチュエーションが異なり、「カークスの遺産」では自らの手で暗殺(しかもそれをマサキ達の仕業に仕立ててその事をシュテドニアス中に広め、シュテドニアス国民にラングランへの敵意を抱かせるという手の込んだ事までしていた)する事となるのだが、「野望の清算」ではエウリードで出撃したゾラウシャルドがマサキ達によって倒されそのまま死亡、と言う形になる。しかし、これだけはどうもラセツにとって計画外だったらしく、ゾラウシャルド死亡時の彼のセリフから、まだゾラウシャルドを利用するつもりだった事がわかる(もっとも、その真意は定かではないが)。やはり彼の計画を狂わせる原因にはとことんマサキ達ラングラン軍が関わっているようである。
     最終的に乗る魔装機は、バイラヴァ、イスマイル、デュラクシールの三機。なお、イスマイルとデュラクシールはラングラン製魔装機であるので、機体入手のためにラングラン王都に潜入、などというラセツらしからぬ行動も見ることが出来る(結局デュラクシールはテューディから譲り受ける事になるのだが)。バイラヴァはラセツの最終兵器とも言える魔装機なので、やはりこの魔装機に搭乗するルートがラセツにとっての正規なルートと言えるだろう。
     また、ラセツに関してはある意味シモーヌのやりとりがストーリーの中核になってくるため、シモーヌ関連のイベントも多々存在。シモーヌを仲間にしているかいないかでラセツの立場が大きく変わる場合もあるので、その辺の繋がりにも注目しておくとストーリーがより面白くなるだろう。結局の所ラセツがシモーヌをどう思っていたのかは明らかではないが、イベント時の二人の会話などから察するに、やはりラセツにとってシモーヌは多少なりとも特別な存在ではあったのだろう。
     戦う回数は他のボスキャラと比べて遥かに多く、中級魔装機から最強クラスの魔装機まで、最も数多くの魔装機に乗る事になるキャラである。能力はさほどずば抜けているわけではないが、さすがにボスクラスのキャラだけあって比較的高めに設定されている。とは言え、ラセツの場合は数値如何よりもやはり特殊技能の極悪さが印象に残るところだろう。斬り返しは持っておらず、分身も3レベル止まりであるため一見別に大した事が無いように見えるのだが……何しろ再攻撃と分身の発動率が半端ではない。確率論を完全に無視するかのようなその発動回数に泣かされた人は決して少なくないはず。間違いなくリセット無しでは戦えない敵キャラの代表であろう(笑)。

    (Written by DARK)(98.1.31)

  • ラセツ=ノバステ(マスク) 魔装機神系オリジナル
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    【設定】魔装機神第一章登場時の覆面を付けたラセツ。なお、このマスクに何の意味があるかは不明(笑)。設定に関する詳細は、前項「ラセツ=ノバステ」を参照の事。
    【魔装機神・第一章】敵としてちょくちょく登場する。この時点ではまだそれほど話に大きく絡んで来る事はないが、やはりそのマスクがいずれ重要人物になってくるであろう事を予感させる。第一章ラストではラングラン王都を壊滅にまで追いやったシュテドニアスの侵攻を自分の部下の責任にして抹殺するなど、その残忍ぶりを発揮しつつラングランへの宣戦布告を行う事となる。能力に関しては第二章登場のラセツと全く同じ。乗っているのがバフォームやダイオンなどの中級魔装機なので、油断さえしなければそれほど手こずる事もないだろう。なお、こちらではボスキャラ扱いにはなっていないため、戦闘音楽はプレイヤー側のものが優先される。
    (Written by DARK)(98.1.31)

  • ラテル=アクロス 魔装機神系オリジナル
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 男
    所属 カークス軍
    階級 少佐
    年齢 36歳
    出身 ラ・ギアス
    種族 地球人(ラ・ギアス人)
    主な搭乗機 ガディフォール
    声優 森 功至
    【EX】カークス軍の士官で、階級は少佐。整った顔立ちにたくましい眉、不敵な笑みが印象的な、癇の強い美少年といった顔立ちだが、実は36歳と結構な年齢である。テリウス王子の監視を任されているらしく、マサキの章、シュウの章においてテリウス絡みのシナリオでミラとレスリーを率いて現れる。顔に似合わず穏健で、マサキの章「テリウス出奔」では「いざとなったら殺せ」と命ぜられていたテリウスを見逃したり、シュウの章「ジハード」ではこちらが無駄な戦いを好まないことをアピールすればミラと共に撤退してくれたりする。カークス軍敗北後は残党をまとめる立場にいたことや、カークスの部下で彼より階級の高いキャラクターが登場しないことなどから、副官かそれに近い地位にいると思われるが、カークスと同じ戦場に出てきたことはない。
     主な乗機はガディフォール。またシュウの章のシナリオ「ヌエット海」では試験運用としてハンブラビに乗っており、作中MSに乗った唯一のラ・ギアス人である。能力は高くない。魔装機神には登場していないが、カークス軍についたかどで処罰されたか、あるいは軍を抜けてミラと暮らしてでもいるだろうか。

  • ラムサス=ハサ 機動戦士Zガンダム
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別:男
    所属:地球連邦軍(ティターンズ)
    階級:不明
    年齢:不明
    出身:地球
    種族:地球人
    主な搭乗機:ハンブラビ
    CV:拡森 信吾

    【原作】ヤザンの部下で、ティターンズのMSパイロット。ヤザンがシロッコのドゴス・ギアに所属変更された後にグリプスから呼び寄せられ、ダンゲルとともに可変MS・ハンブラビのパイロットになる。初出撃でハンブラビ三位一体の特殊攻撃、「クモの巣」を使用し、Zガンダムを苦しめた。以後もヤザンとともにアーガマに襲いかかるが、最終局面でエマのスーパーガンダムに一撃でしとめられ、散った。
     人相はあまりよろしくない。原作ではティターンズに寝返ったばかりのレコアにからんでモノにしようとするシーンがあったが、その分だと性格もあまりよろしくないようだ。
    【第3次】なぜかダンゲルを差し置いて先に登場。ヤザンの部下として行動を共にする。搭乗機はギャプラン、ドーベンウルフ、バウンドドッグ。
    【第4次(S)】ようやっと登場したダンゲルとともにハンブラビを駆って「宇宙へ」に登場。もっとも、「クモの巣」が使えるわけではない。その後もヤザンと共にバウ、ドーベンウルフと乗り換えて出撃してくる。
    【F完結編】ティターンズあるところハンブラビ編隊あり! 機械獣のような極悪ハンブラビを駆って、ヤザン・ダンゲルとともに登場する。雑魚だと思って攻撃すると手痛いしっぺ返しを食うので注意が必要である。
    (Written by ロンド鐘)(98.10.1)

  • ララァ=スン 機動戦士ガンダム
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 女
    所属 ジオン軍
    階級 少尉
    年齢 18歳
    出身 インド
    種族 地球人
    主な搭乗機 エルメス
    CV:潘 恵子
    【原作】フラナガン機関所属、階級は少尉。褐色の肌にエメラルド色の大きな瞳、長い髪を二つに分けてまとめた独特のヘアスタイル。ゆったりとした、明るいクリームイエローの服の裳裾を、いつも蝶々のようにひらひらとさせている姿が印象的であった。
     身寄りの無かった彼女はシャア=アズナブル大佐に引き取られた。それまでの間の経緯は後に出された『密会』と言う小冊子(上・下巻)で語られており、彼女は孤児で、娼館で育ったとある。当然の事ながら娼婦としての生活を送っていたのだが、そこに客として訪れたシャアと出会い、躊躇いながらも娼館を抜け出して誘われるまま彼の元へと逃げ落ちて以降、ララアは潜在する『ニュータイプとしての素質』を見出され、その開発をフラナガン機関にて受ける事となる。
     そして彼女は、その後の運命を決める事となる少年、アムロ=レイにサイド6で出会う。急な雨にたたられ、湖畔のバンガローに軒を借りに来たアムロと共に、老いて力尽き、湖面に墜ちていく白鳥を見ていた彼女は、あの鳥が好きだったのかと尋ねてきたアムロに、こう答えた。

    「・・美しいものが嫌いな人がいるのかしら・・
    それが年老いて死んでいくのを見るのは、哀しい事ではなくって?」

     戸惑いとときめきとをアムロの心に残し、彼女は雨上がりの湖に向かって駆け出していった。
     その後再びアムロと出会うのは森の中であった。雨上がりのぬかるみにタイヤを取られ、立ち往生していたアムロのバギーの前に、シャアとララアの乗るエレカが通り掛かる。アムロのバギーをロープで引き、ぬかるみから引き上げるため車を運転したのはララアであった。偶然が重なり合い、僅かな時間ではあったが、ララアはシャアと共にアムロと顔を合わせ、短いながら言葉を交わす。その時、三者三様で互いに「何か」を感じ取ったのであった。
     シャアの隣で、サイド6上空の戦闘に見入るララア。モニターでは確認されていないガンダムを見て、巫女の様に彼女はシャアにこう告げる。

    「白いモビルスーツが勝つわ。」

     果たして、その「白いモビルスーツ」ガンダムは、コンスコン率いるリックドムの部隊に圧勝する。そのガンダムのパイロットこそ、サイド6で出会った少年、アムロであった。
     シャアに同行してテキサスコロニーにやってきたララアは、確実にアムロの精神的な「接触」に感応し始める。シャアのゲルググと対峙するガンダムを遠巻きに見ながら、互いに感応しあう相手を必死に探りあうが判らぬまま、戦場を離脱するのであった。
     ソロモンでは連邦軍との激戦が展開されており、いよいよララア自身もフラナガン博士の開発したサイコミュ搭載機エルメスのパイロットとして出撃するときが来た。シャアに対して拾われた恩義と深い愛情から 彼の期待に添うべくララアはニュータイプとしての素質を遺憾なく発揮する。エルメスに搭載されたサイコミュ兵器「ビット」が、ソロモン空域を占領した連邦軍の部隊を瞬く間に撃破していく。『ラ・・ラ・・』という声とも音とも判断の着かぬものを聞いた瞬間には敵の兵器は撃破されているのである。初期開発のニュータイプ用兵器であるためか、パイロットへの負担が大きかったのだろう、エルメス搭乗後、ララアは激しい頭痛を訴えている。ララアに作戦命令を伝え、自らも出撃するシャアの身を案じて彼女はシャアを諫める。

    「大佐・・今日からノーマルスーツを着けて出撃なさって下さい。」

     ララアがそう言うのなら、といいつつ結局シャアは素直にノーマルスーツを着用せずに出撃した。この間に彼はララアにキスをするのであるが、彼が立ち去った後、ララアは自分の唇に指で触れるという仕草をする。その仕草がなんともいじらしく、その姿に彼女は優秀なニュータイプのパイロットであると同時にごく普通の「恋もする年頃の少女」なのだと改めて気づく。
     彼女の哀しみと苦悩は戦場に二人の男を、アムロとシャアを迎えた時に頂点に達した。
     ビットが先行してガンダムを襲撃する。互いの意識の交錯。アムロと交戦しながらの対話。シャアを守らんが為にビットを繰り出すララアと、難なくビットを切り払うアムロ。「守るもの」の為に戦う者と、「生き延びる」ために戦う者。認識しあい、同志であることを感じながらも出会いが遅すぎたことを痛感する二人。そこへ割って入るシャアの意識。そこに嫉妬がなかったとは否定できない。

    「ララア!ヤツとの戯れ言をやめろ!」

     シャアの駆るゲルググがガンダムを襲い、刃を交える。激しい戦闘の最中、セイラの乗るコアブースターが止めに入る。それを切り捨てんとするシャアに対し、ララアが叫ぶ。

    「大佐、いけません!!」

     コアブースターのコクピットから自分を見上げているのはセイラ・・彼の妹であった。
     その一瞬の隙をついてアムロのガンダムが、ゲルググの腕を切り落とす。とどめを刺そうとしたガンダムの間にエルメスが割って入り、突き出されたビームサーベルはエルメスのコクピットを直撃した。絶叫と共にララアのヘルメットのサンバイザーが割れて飛び散った。彼女の意識はその瞬間、天に昇り波のように広がっていった。
     人は自分たちと同様に変わっていくのだと、時すらも超えて分かり合えるのだとアムロと識域下で対話しながら、彼女の生身の身体は、光芒を放ちながら消えていくエルメスと共に失われていった。ララアの死に嗚咽し、戦場を去るシャアとアムロ。彼女の死は、それぞれの胸に決して消えることのない悲しみと、心の傷とを残した。
     1年戦争の終局である最終話「脱出」において、敵味方入り乱れ今まさに墜ちんとするア・バオア・クーから、退出経路を絶たれて八方塞がりの状態のアムロ。頼みとするガンダムは倒れ、為す術も無く死を確信したアムロを仲間の待つハッチへと導いたのは、残留思惟となったララアの囁きであった。

    「殺し合うのが、ニュータイプじゃ無いでしょ?」

     推測ではあるが、おそらくこの時点でアムロは『ララアの肉体的な死』さえも乗り越え、本当の意味で理解し合ったものと思われる。早い話が『吹っ切れた』のである。
     一年戦争で死んだララアは残存思惟として生き残ったシャアとアムロ、2人の男の前に度々姿を現す。肉体を離れ、残存思惟=意識のみとなった彼女にはもはや怖いものなど無い。逆襲のシャアでは悪夢となってアムロの前に現れ、アムロがうなされていた。シャアにとっての彼女は『母親になってくれたかもしれない存在』であった。が、それがネックとなって彼女の死後、いつまでたっても彼女の代わりとなってくれる理想の女性を求め、無い物ねだりを繰り返すハメに陥ってしまっていたのである。ギュネイが噂で『大佐のララァって寝言を聞いた女はたくさんいる』と言っているのをみるとシャアも未だに夢に見るらしい。無理もない、あれほど自分にとって献身的に、且つ都合良く尽くしてくれる女性など、そうそういるものでは無かろう。彼女の『大いなる母性』はシャアにとって大きなアダとなってしまっていた。そうは取れないだろうか?母性と共に無心と無邪気とを併せ持ち、なおかつ女性としての媚びや色香といったものを内在させた富野監督の女性キャラは彼女が最初で最後のような気がする。
     いつの間にか2人にとってララアは『菩薩』的存在から『鬼子母神』的な存在になってしまっていた。2人が彼女の死から長い年月を経て少しづつではあるが彼女への思いや意識の持ちようが変わりつつあったのに対し、ララア自身は死亡した当時のまま時間が止まってしまっているのだろう。2人にとってはとうの昔に「過去の女性」なり果ててしまっているというのに 無邪気に2人の識域下を訪れては話しかけるその姿は醜悪でもあり、哀れでもある。
     ララアはこの後の富野監督の作品における女性像に、かなり大きな影響を及ぼしたキャラでは無かったかと思われる。
    【第2次】第3話「ダカールの制圧」でアムロと出会い、原作の34話と41話をぶち抜いたような急転直下の展開で共感しあう。シャアがやけに物分かりよくララァを手放したため仲間になってくれるが、第7話「決闘!ラインX」クリア後、オデッサにいるシャアと戦うのが忍びないと言ってホワイトベースを離れ、キリマンジャロに残る。しかし、実はオデッサどころかシャアはその後二度と現れなかったりするのだが。
    【第2次G】原作再現度が格段に上がり、ゲッターQ救出ルートの第6、7話「サイド6の出会い」「光る宇宙」の二話かけてララァとアムロの出会いが描かれるようになった。「光る宇宙」で、シャアを撃破した上で説得すれば仲間になってくれるが、シャアがいる状態で説得し(失敗する)、アムロで撃墜すると原作通りの展開を見ることができる。「戦わなくていいんだよ」とアムロに言われつつも戦列に加わってくれるが、エルメスから乗り換える気がないらしく、エルメスが使用可能になる第16話「宇宙へ…」までパイロット登録されない。なお、今回は最後まで仲間のまま。
    【第3次】何事もなかったようにシャアの部下として序盤のシナリオ「暗礁空域」に登場。結局元の鞘に収まったらしい。アムロで説得すると攻撃を止めてシャア共々撤退してくれる。その後、シャアがクワトロとして味方に加わる際にはどこに置いてきたのか登場しない。フォウやロザミアもいるんだし、せっかくだから連れてきてくれればよかったのに。

    (Written by ながえ)(98.1.19)

  • ラングラン兵士 魔装機神系オリジナル
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    【魔装機神】神聖ラングラン王国軍の一般兵士。偉いさんが何を思ったか突然超強力な魔装機神を開発したと思ったら、「ただ一国のためでなく」なんて言い出して微妙に当てにできず、自国用の兵器の開発はおろそかにされて、最後までルジャノール改なんかで頑張らなくてはいけない悲運の兵士。

  • ランシャオ 魔装機神系オリジナル
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 不明
    所属 ホワン・ヤンロン
    出身 ソラティス神殿
    種族 使い魔
    主な搭乗機 グランヴェール
    声優 野田 圭一
    【設定】炎の魔装機神の操者、ホワン・ヤンロンのファミリア。中国の伝説上の獣・風生獣をモデルにしているというが、姿は普通の黒豹である。主人に似て折り目正しく几帳面な性格だが、ヤンロンよりはだいぶ人当たりが柔らかく、誰にでも常に慇懃に接する(もっとも、他のファミリアと会話する場面が一度もないため、同格や目下の相手にどう接するのかは不明である)。時には主人に代わって解説役を引き受ける。モニカにひそかに思いを寄せる主人の心中を汲むなどという気の利いた芸当もでき、ファミリアの中で一番有能かもしれない。得意技はやはり説教で、ヤンロンと二人交代で行うエンドレス説教はマサキがノイローゼになるほどすさまじいらしい。戦闘時には通信・索敵を担当する他、刃状のハイファミリアに同化する。姿といい物腰といい、『バビル2世』のロデムに似ているというのは初登場のEX当時からネタにされていたが、F完結編では本家ロデムと同じ野田圭一氏の声が当てられた。
     『十洲記』および『雲及七籤』によれば、風生獣とは豹に似た青い獣で、南海九万里を隔てた炎洲に棲む。どんな炎の中でも毛先すら焦げず、決して焼き殺すことができない。刃物も刺さらず、たとえ死んでも口に風を吹き込めばたちまち生き返るが、石菖という草で鼻をふさぐと完全に死んでしまう。その脳を菊の花に和えて十斤(約2.5kg)ほど食べると、五百年の寿命を得ることができるという。また「風狸」と呼ばれる獣の別名であるともいうが、この風狸とは東南アジアに棲むヒヨケザルのことだとされている。火に関わる中国の生き物ということで、きっとヤンロンが蘊蓄を絞って考え出したのだろう。

    「お任せ下さい、ご主人様」

    【EX】リューネの章第2話「再会」で初登場。リューネに驚かれる。他の作品では黒豹ということになっているが、この時には青い豹と呼ばれているので、青かったらしい。索敵や通信の取り次ぎを一手に引き受けており、端役ながらほとんど毎回のように登場するため印象は一番強い。
    【第4次(S)】シナリオ「特異点崩壊」でヤンロンと共に登場。初登場時に驚かれる他は出番らしい出番がない。
    【F完結編】第4次とほぼ同様であるが、野田圭一氏の声が入るというある意味大躍進を遂げる。戦闘時に口をきくファミリアはシロ、クロと彼だけである。
    【魔装機神】他の三人のファミリア(リカルドは除く)と違って彼だけ誕生時のエピソードが語られず、第一章のシナリオ「ボーダーライン」でサフィーネのウィーゾルに潜入するのが初登場となる。図版も何もない空想上の動物のイメージをヤンロンがどうやって固めたのか知りたかったところである。EXと比べると内輪同士の込み入った会話が多いせいか取り次ぎで顔を出すこともなく、解説する相手もいないため、初登場時と、第二章でヤンロンの修行の手伝いをする時以外はあまり目立たない。第一章でマサキに紹介された時に、セニアが「本当の風生獣とは違ってまるっきり黒豹なのよね」と指摘しているが、一体彼女はなぜこんなマイナーな伝説上の生物を知っていたのだろう。

  • ランス=ギーレン 機動戦士ガンダムZZ
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編

    性別 男
    所属 ネオ・ジオン軍
    階級 不明
    年齢 不明
    種族 地球人
    主な搭乗機 ガズエル
    CV:目黒 裕一
    【原作】強化手術のため精神状態が不安定なキャラ・スーンの副官(監視役)としてニー・ギーレンと共に第42話「コア3の少女(前)」から登場。ニー・ギーレンとは双子の兄弟。ギレン・ザビからの細胞から生まれたクローンだという説もあるが真偽の程は不明。ロイヤルガード専用機であるガズエル(赤い方)に搭乗しキャラの乗るゲーマルクを中央において左側の護衛として戦闘に参加した。
     キャラの気をジュドーからそらせるために戦闘中「キュベレイが!」と言ったりニーの意見に余計な口をはさむなどお茶目な面もある。
     MSの腕前は確かで、プルツーやラカンと互角に戦うが第46話「バイブレーション」でラカンのドーベンウルフの攻撃からキャラを庇って戦死する。

     監視役でありながらも、キャラ・スーンに最後まで忠実であった。

    「ニー! キャラ様を頼む!」

    【第3次】初登場は「ラビアンローズ」からで原作通りキャラと共にハマーンの配下として登場。乗機はゲーマルクとα・アジールで、長射程のファンネルは強力である。
    【第4次(S)】シナリオ「エゥーゴとの接触」からニーと共にマシュマーへの増援として登場する。特殊技能に高レベルの切り払いを持っているため注意が必要である。いつもニーと共に行動しているが、シナリオ「強襲!阻止臨界点」には1人で登場する。なぜか強化人間でありシナリオ「月の裏側」ではキャラと共にα・アジールに乗って登場。長射程のファンネルは脅威だが、切り払いが使用不可なのが救いである。

    (Written by 雷羅)(98.4.18)

  • ランバ=ラル 機動戦士ガンダム
     第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新  F完結編

    性別 男
    所属 ジオン軍(宇宙攻撃軍)
    階級 大尉
    年齢 不明
    種族 地球人
    主な搭乗機 グフ
    CV:広瀬 正志
    【原作】ガルマを倒したホワイトベースを討たんがため、ドズルが派遣した宇宙攻撃軍所属の軍人。階級は大尉。
     地球降下時、太平洋上を航行するホワイトベースと初戦を繰り広げ、新型MSグフを駆ってガンダムを凌駕する戦闘を見せつけてくれる。
     アジア大陸に入ったホワイトベースに対して幾度と無く攻撃をかけるが、徐々に戦力を疲弊させられ、また政治的な縄張り争いによって補給までも閉ざされたため、最後は少ない戦力による白兵戦を仕掛け、ホワイトベース奪取を計る。
     しかし、艦内でセイラことアルテイシアと出くわしたことから虚をつかれて銃弾に倒れ、作戦の失敗を悟った彼は、自爆して自らの命を絶つのだった。
     一週間戦争及びルウム戦役に於いて、華々しい戦果を挙げ、彼が駆ったザクが青く塗られていたことから「青い巨星」とあだ名される(ちなみにこのあだ名は劇場版『ガンダムII哀戦士』のボスターからついたもので、本編内では一度としてこう呼ばれたことはない)。「ガルマ仇討ち部隊」として編成されている部下達も、この頃からの者が多いのか、非常に士気が高く勇猛である。また、彼の内縁の妻であるハモンも古くからのつき合いらしく、一民間人である彼女が部隊に付き従うことに、上官のドズルでさえ異存はないのだから、その地位はジオンにおいても非常に高いと思わせる(でも階級は大尉どまり。出世に於ける処世術は今ひとつだったのだろう)。
     元々、彼の父ジンバ=ラルが、ジオン=ダイクンに仕えていたことから、古くからサイド3に移住していたらしく、またセイラやシャアが幼少の頃を知っており、幼きセイラを抱き上げる若き日のラルの姿が画面にも登場している(第20話)。
     後の『ガンダムシリーズ』において数々登場する歴戦のベテラン兵士の祖といえるキャラクターであり、その後のリアルロボット物でも彼を参考にしたと思われるキャラクターは数多い。そういった意味では、非常に当時としては希有なキャラクターであったといえる。また、その剛胆な振る舞いやハモンに見せる大人の男としての優しさ、部下達への叱咤激励ぶり、
    「ザクとは違うのだよ! ザクとは!!」
    「小僧! 自分の力で勝ったのではない! そのガンダムの性能のおかげだということを忘れるな!」
    「ランバ=ラル、戦いの中で戦いを忘れた・・・」
    などなどのガデムに負けず劣らずのベテランらしい味のあるセリフで見ている我々に、「漢(おとこ)」を十二分に感じさせてくれたキャラクターだった(ここまで完成された男性キャラは、後のシリーズでもあまり見かけない)。
     なお、小説版『ガンダム』においても彼は登場しているが、こちらでは秘密警察に所属しており、TVとは違った人物像として描かれていた(しかも、こちらでは戦死せず生き延びています)。
    【第2次】原作通りグフを駆りホワイトベース隊の前に立ちはだかる。グフ一機とザク二機でゲッター、マジンガー、ガンダムを前にして「相手にとって不足はない」と言い放つのはさすがの貫禄といえよう。第25話「ラストバタリオン再び」ではドーベンウルフに乗っている。DC内でも切り札扱いなのか、出てくる時は必ず増援である。
    【第2次G】シナリオ「ラストバタリオン再び」が無くなったので一回出番が減った。
    【第3次】シナリオ「ガトー襲撃」に登場。グフではさすがに厳しくなったか、ケンプファーに乗っている。青にはこだわるらしい。セイラと戦闘すると会話があり、以後攻撃してこなくなる。出番はこのマップ一度きりなので、今回の戦いではここで身を引いたのだろう。
    【第4次(S)】DCが落ちぶれるだけ落ちぶれて、MS乗りの多くがティターンズに転身した今作でも、彼はかたくなに古巣を守り続ける。乗機はやはりケンプファー。さすがと言うべきか、命中、回避、技量は敵MSパイロットの中でトップクラスで、一年戦争時代の機体に乗っているとは思えないような手強さである。シナリオ「老兵の挽歌」ではドーベンウルフに乗り換え、ハモンや黒い三連星を引き連れてガデムの護衛に現れる。この戦いを終えたらハモンと平和に暮らす約束をするのだが、撃墜すると死亡してしまうのだった。
    【F】青にこだわらなくなったか、なぜかR・ジャジャに乗り換えて登場。オールドタイプながらニュータイプと互角に渡り合う難敵だが、シナリオ「目覚めよ、超獣機神」または「合体!! 超獣機神ダンクーガ」で一度現れたきり姿を見せなくなる。配下の黒い三連星はその後も登場するのだが。第4次で果たせなかった約束通り、ハモンと平和に暮らしているのだろうか?
     毎回毎回決まったように増援で現れるのはなぜかと思ったら、電視大百科によればDC本隊から外れてゲリラ的に動いているらしい。その硬質な生き様はDC上層部には理解できないとのことで、実力の割に機体が貧弱なのはその辺にも原因があったのかもしれない。
    (Written by 狼牙神)(98.8.5)

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