| キャラクター名鑑 あ行 |
| (ヴィガジ〜ウルベ・イシカワ) |
第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別:男 所属:異文明鑑査軍(インスペクター) 出身:共和連合(インスペクター) 種族:インスペクター系 主な搭乗機:ガルガウ 【第3次】インスペクター四天王の一人で、その中では最も出てくる回数が多い。またその見事なまでの禿頭によって印象に残っている方も多いかもしれない。メカザウルスもどきのロボット「ガルガウ」に乗って幾度もロンド・ベルと戦うが、最後は異郷の地で果てることとなる。どうやらウェンドロには絶対的な忠誠を誓っていたようだ。 ところで、タカビーなアギーハ、キレやすいメキボス、全く喋らないシカログ…となると実は四天王中でまともだったのは彼だけだったのではないか(ウェンドロ、もう少し部下選んだ方がよかったんじゃあ…)。さぞかし苦労が絶えなかったことだろう。…ということはあの禿頭は心因性のものか(笑)。 ちなみに設定資料を見るとどう見てもいかにも安手のSF映画にでも出てきそうな「怪しい異星人」のようである。 (Written by rin.vd)(97.4.14)第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別:女 所属:神聖ラングラン王国 職業:魔装機設計者 年齢:29歳 出身:地球(ラ・ギアス) 種族:ラ・ギアス人 【魔装機神】サイバスターをはじめとする魔装機神、及び魔装機の設計者。若いながらもその才能は折り紙付きで、次期練金学協会の総裁候補とまで言われている。その割には性格に幼いところも多分に残っているのだが。それでも、第一級の美人であることは間違いなく、おまけにプロポーションも抜群らしい。 幼い頃に姉であるテューディを亡くしていることがその性格に微妙に影響している。そして、王都ラングラン襲撃事件により大怪我を負うと、テューディの思念が表に出てくるようになり、精神がますます不安定になっていった。最終的に身体を乗っ取られるところまでいってしまう。 登場は第1章から。マサキのお姉さん的な役回りであったが、期せずしてファーストキスの相手になってしまったり、相談に乗ったりしているうちにどうもマサキに恋心を抱いてしまったようで、第2章の時点ではすっかり気分はラブラブモードであった。そして同じくマサキに惚れ込んでいるリューネとマサキ争奪戦を(本人の意思はまったく抜きにして)始めるのだが、最終的にはすっかり仲良くなっていた。ちなみにやはりマサキとの年齢差はかなり気にしているようだ。 ストーリーにも深く絡んでくる存在で、特にペンダントのイベントは文字通りエンディングを左右する程重要である。そして最終的にはテューディの思念を抱いたまま死んでしまうか、どうにかしてその思念の呪縛から逃れて、また変らぬ日常を続けるか、のどちらかの運命を辿る。出来るならば前者の運命にだけは避けたいものである。この際、途中に説得イベントがある場合があるが、この時のオリハルコニウムのペンダントの精神感応力を使った、マサキとリューネ2人がかりの説得は、最大のクライマックスとも言えるものなので、ぜひ見ておきたい。 (Written by rin.vd)(97.11.22)第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別:男 所属:異文明鑑査軍(インスペクター) 出身:共和連合(インスペクター) 種族:インスペクター系 主な搭乗機:ディカスティス 【第3次】一応ラスボス(シュウがいるため)ということになっている、インスペクター地球派遣軍司令官。見た目はせいぜい十数歳程度にしか見えないのに司令官職の座にあるのは、実は老けているかいわゆるエリート教育された早熟の天才かのどちらかと思われるが、兄であるメキボスもさほど年を取っていないように見えるところから考えると、おそらく後者であろう。司令官としての能力はやはり高いようだが、戦争をゲームのようにとらえているところがあったり、粘りが足りない所も見受けられる。 常に笑顔を絶やすことはなく、兄のメキボスを倒すときも、そして死んでいく時までも笑顔のまま。愛機ディカステスの異様なカラーリング、肉親をとまどうことなく倒せることから考えても、その精神の均衡に危ういものを感じる。 パイロットとしての能力はさすがに高く、その高いレベルとあいまってシロッコに次ぐほどの能力となっている。 (Written by RYUNE&rin.vd)(97.11.22)第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別:不明 所属:サーヴァ=ヴォルクルス 【EX】正しくは破壊神サーヴァ・ヴォルクルス(真ヴォルクルス)の分身体。マサキ、リューネ両章ではルオゾールが復活させた分身たちと幾度も戦うことになる。 うめき声や奇声しか発声出来ず、反応も鈍いあたり、レベルはDCのAI並み。 【魔装機神】復活したルオゾールによって新たに増殖。でも全く進歩が無い。ちなみに、なぜかロード画面に登場する。 (Written by sai&藤井 靖一)(97.6.24)第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別:男 所属:リガ・ミリティア 階級:不明 年齢:13歳 出身:地球圏 種族:地球人 CV:松本 梨香 【原作】ベスパの侵攻によりラゲーンで焼け出された、オデロの弟分。リガ・ミリティアのカミオン隊に出会ってからは、オデロやスージィと共に彼らに協力し、ベスパと戦う道を選んだ。 性格はどちらかと言えば軟弱なタイプ。だが、意外に行動的である。なお、緊張すると熱が出るという体質があり、第7話で子供達だけで行動していてザンスカールのガッダール隊に発見された際に、そのおかげで見逃してもらった事もあった。 宇宙に出ると、ザンスカールに囚われていたハイランドの子供たちと出会い、その中の女の子、マルチナに一目惚れしてしまう。それ以降は彼女を追いかけ回すようになり、その軟弱さがよりいっそう増した。しかし、マルチナの気の強さにはとことん手こずらされたようで、コロニーでわざわざ花をプレゼントした時も、逆にコロニーの花の重要さについて説教されるなど、見てるこちらが悲しくなってしまうほど。結局、最終的にはすっかり打ち解けたオデロ&エリシャとは対照的に、最後までマルチナに相手にされることはなかった。 情けないイメージが先行してしまう彼ではあるが、全編通してここぞという時はしっかりと働きを見せている。宇宙で本格的な戦争に入ってからも、逃げることなく補給や援護を行っていた姿は、間違いなく敬意を表するべきものであろう。陰ながらではあるものの、貢献度は十分に大きい。 【新】原作同様リガ・ミリティアに同行する形で登場する。だが、役割はいまいちはっきりせず、ただいるだけの存在に。序盤オデロとの掛け合いが非常に多く、敵襲などに真っ先に反応して悲鳴をあげるので顔キャラにしては印象深い。途中ハイランドのメンバーが合流するので、マルチナとのイベントがあるのかと思いきや、全く無い…。戦闘に参加しないキャラである以上は目立たない宿命にあるとは言え、あまりに悲惨な境遇であった。 (Written by DARK&マサキ)(97.11.22)第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別:男 階級:ネオホンコン首相、コロニー連合主導者、ガンダムファイト実行委員長 年齢:33歳 好物:チョコレート 出身:地球(ネオホンコン) 種族:地球人 主な搭乗機:笑倣江湖ウォルターガンダム CV:橋本晃一 【原作】ネオホンコンの若き首相にして、第13回ガンダムファイト実行委員長。トレードマークはサングラスにロングコート。甘いものに目が無いらしく、常にチョコレート(特にポッキー)を口にしている。性格的には慇懃無礼を絵に描いたような人物で、笑顔の影で策謀を巡らせるイヤ〜なキャラクターだったが、ロングコートをなびかせつつ、ガンダムファイトの開始を宣言する姿はなかなか格好良かった。 物語には後半のネオホンコンを舞台とした決勝大会より登場。ガンダムファイト優勝国首相としての地位に飽き足らず、不滅の覇権を目指して東方不敗マスターアジアと手を組み、デビルガンダム復活を画策、様々な奸計を巡らせドモン達を苦しめた。しかしながら単に表面的な利害が一致しただけの、生粋の政治屋と骨の髄までの武闘家の反りが合うわけもなく、必要以上にドモンにこだわり口うるさくて扱いにくいマスターアジアとの間に、次第に亀裂を深めていく。 当初はマスターと同じくウォン 自身も、ドモンをデビルガンダムの生体ユニット候補として考えていたようで、ドモンの実力を試すべく様々な屈強のファイターとの対戦カードを組んでいた。しかし生体ユニットの座をアレンビーに決めてからは、ドモンを推すマスターとの間に徐々に軋轢を生じ、シャッフル同盟同士の連戦、シュバルツとのデスマッチ等のファイトにより本気でドモンを潰そうとしていた。 ランタオ島決戦の際には、遂にマスターに造反、ランタオ島を覆うほどに成長したデビルガンダムを操り、世界を我が物にしようとした。が、そのデビルガンダムがドモン涙の石破天驚拳により破壊され、最後には皮肉にも生体ユニットにすべく拉致してきたアレンビー駆る、暴走したウォルターガンダムのビームに撃ち抜かれ、ネオホンコンの政庁舎ごと吹き飛ばされてしまうのだった。 …と思いきや、何とDG細胞の力を借りて、自称「グレート・ウォン」として復活。ウォルターガンダムを駆って、レインを追って宇宙に出ようとしたドモンを妨害する。大気圏離脱用のブット・キャリアーを破壊し、勝った! と思ったのも束の間、何とゴッドガンダムは風雲再起に騎乗して復活、ドモン&風雲再起の「人の恋路を邪魔する奴は、馬に蹴られて地獄へ墜ちろ!」攻撃によって、どこがグレートなのか不明のまま倒された。古今東西、人の恋路を邪魔するキャラは星の数ほどいるが、本当に馬に蹴り殺されたというキャラは史上初かもしれない(笑)。 物語後半の登場ながら、そのひょうひょうとした掴み所のない雰囲気が功を奏し、ウォンはなかなかに深みのあるキャラだった。登場キャラの中で最も喰えない男であったことは間違いないだろう。ちなみに彼の寝室の枕元にはクマさんのぬいぐるみがあり、密かにお茶目な一面も垣間見せてくれた。 名前の由来は、中国の清朝末期に実在し、何度も映画化されている武術家ウォン・フェイフォンと、『男たちの挽歌』等の作品で知られる香港の俳優チョウ・ユンファから。ちなみにチョコレート好きなのは、このチョウ・ユンファの主演作『ゴッド・ギャンブラー』の主人公の設定から取られている。
【F完結編】ネオホンコンというものが存在しないSRWの世界に、如何にして登場するのか? と思いきや、何とホンコンを裏から支配するマフィアのボスという設定。初登場の時は、おいおいそれはないだろうという感じ(そりゃあユンファはマフィア役も演じているけど…)だったが、その後ほとんど全く違和感が無くなったのはどういうわけだろう(笑)。余談ながら、ネオジャパンを始めとする幾つかの国のコロニーは存在しているので、ネオホンコンもあるいは存在しているのかもしれないが、その辺りは定かでない。 (Written by 三田門人&マサキ&シャイニングフィンガー)(98.12.3)第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別:男 所属:リガ・ミリティア 階級:不明 年齢:13歳 趣味:パラグライダー 出身:中央ヨーロッパ ポイント・カサレリア 種族:地球人(ヨーロッパ系) 主な搭乗機:Vガンダム、V2ガンダム CV:阪口 大助 【原作】リガ・ミリティア所属の少年パイロット。階級は無し。ガンダムシリーズ宇宙世紀系列(つまりは富野監督のガンダム作品)の主人公中、唯一の地球生まれの地球育ち。両親がリガ・ミティアに所属しているからか、一人でカサレリアで暮らしていたらしい。畑仕事が好きで、コロニー内の畑の土を口に含み「まるで味がない」と言っていた。幼少の頃より、両親から生存術を含む戦士としての教育を受けていたため、フィールドにおけるサバイバル能力が高く、空からモビルスーツに飛び乗るというサーカスまがいの芸当を二度もやってみせる運動能力の持ち主。その上、勉強もできる多芸の子供である。また、元々は育ちがいいのか言葉づかいが丁寧で、クロノクルをさん付けで呼んでいた。 初めて乗り込んだモビルスーツを、ド素人にしてはかなり器用に使いこなしたことから、「スペシャル」としての潜在能力を買われ、負傷したマーベットの代打としてVガンダムのパイロットとなる。ウッソがこのようにMSを操縦できたのは、彼の家に両親が残していったMS操縦シュミレーター(なんとザク用)があったおかげでもある。なるほど、いきなり奪ったシャッコーにマニュアルもなしで乗り込んで、そのまま操縦できても納得行くようなうまい設定である。かくして、彼はうやむやの内にリガ・ミティアのエースパイロットとしてザンスカールとの戦いに加わることとなった。 年上のお姉さまにモテまくり、胸に顔を埋めるわ、キスはされるわと、いいおもちゃにされていた。またルペ・シノに捕まったときにいたっては風呂場に乱入され、「恐ろしい拷問」(byシャクティ)をうけてしまう。 年齢にそぐわない凄まじい操縦術と育った環境から、一説には人工的なニュータイプとも言われている。 物語の進む中、シャクティの独りよがりな行動に振り回されたり、大人達の勝手な思惑に困惑しながらも、ただひたすら戦いに身を投じる。みんなを守るため、また自分が生き残るために戦火に身を投じ、がむしゃらに戦ううち、「大人」達の振りかざす主義主張の虚しさ、それによって無駄死にしていく人たちへのやりきれない思いをつのらせていく。母親の死を目前で見せられたり、父親の死を直感で感じながらも淡々と戦闘に戻っていく姿は異様で、薄ら寒いものがあった。これが、かつて両親が施した「戦士としての教育」の賜物なのか、それとも繰り返される虚しい戦いに疲れ果てた結果なのか。どちらにしても、彼の両親はあまりに我々の知る範疇の「ごく一般的な両親像」とかけ離れすぎていた。それ故、敵として倒した相手に対して「どうして!?」と、問い叫ぶ彼の姿が印象に残る。 【第2次G】メインパイロットの中ではさすがに初期設定値は最も低いものの、その成長度はすばらしく、レベルがあがるごとにその重要性は高まっていく。 【新】回避率・命中率が共に高く、敵陣のど真ん中に置いといてもさくさく片づけてしまう。アムロと同等のエースパイロットとして宇宙編では非常に重宝し、期待にそぐわぬ活躍を見せてくれる。おしむらくは、νガンダムに乗せ替えた場合、ファンネル・カットインがないことか。カテジナ・ルースとのイベントが非常に多く、やや食傷気味。精神コマンドに「みきわめ」がついていて、マップ兵器が使いやすくなったのでは? と思いきや、V2バスターでは光の翼がマップ兵器化しておらず、アサルトバスターになるまで意味がないのが少々問題。百式やZZガンダムが出ていれば、少しは使えるのだが…。 (Written by フッソ&BOXER-D&ながえ&狼牙神)(97.6.21)第2次 第2次G 第3次 EX 第4次(S) 魔装機神 新 F F完結編 性別 男 所属 ネオジャパン宇宙軍→デビルガンダム 階級 少佐 前歴 ガンダムファイター (第12回ガンダムファイトネオジャパン代表) 出身 ネオジャパン 種族 地球人 主な搭乗機 グランドマスターガンダム 声優 飛田 展男 【原作】ネオジャパン宇宙軍(に属しているのかどうか今一つはっきりしない)少佐。顔の右半分を覆う銀メッキ状のマスクと(あまり似合ってない)長髪が特徴的なキャラである。本編におけるウルベ自身の描写はさして多くなかったが、少佐という階級でありながら実質的に軍部の実権をかなり掌握していたようである。過去に第12回ガンダムファイトにおいてネオジャパン代表のガンダムファイターとして出場した経歴を持つ。格闘能力のみならず政治的手腕にも長けた相当のエリートだったようで、軍部での発言力を徐々に拡大していったようだ。第13回大会にあたっては前大会での経験を買われたのか、ガンダム開発局の中心的な役職に就いており、新型MF(モビルファイター)の開発指揮を執っていた。 しかしGガンの物語の発端となるデビルガンダムに出会い、見果てぬ野望を抱いてしまったのが彼にとっての運の尽き。デビルガンダムによる地球圏制圧を目論み、ミカムラ博士と共謀してカッシュ博士を国家反逆罪に仕立て上げる。だが軍警察によるデビルガンダム接収が完了する前に、キョウジがデビルガンダムを強奪し、ネオジャパンコロニーから逃亡を図るというアクシデントが発生。すぐさま最新鋭MAファントマを駆り捕獲部隊を指揮するウルベだったが作戦は失敗、この際顔面を負傷し件の銀マスクを被ることとなる。このデビルガンダムとの遭遇戦で顔の負傷部分にDG細胞を移植されており、銀マスクを被った本当の理由は傷よりもDG細胞を隠すのが目的であったと思われる。ウルベ自身が野望多き男だったとはいえ、デビルガンダムに出会わずDG細胞に感染することもなければ、ただの悪どい軍人さんとして人生を全う出来たのかもしれない(それはそれで問題だが)。 捕獲作戦に失敗したウルベではあったが、その後の対応は迅速であった。直ちに彼は逮捕したカッシュ博士を口封じのため永久冷凍刑に処する。刑の確定を決定付けたウルベの告発シーンは2代目OPにおいて確認できる(後に劇中でも同一カットが使用される)が、このカットの意味するところが劇中で明らかになるのは物語も大詰めになってからである。伏線の張り方の巧みな今川監督らしいニクい演出として印象深い。口封じに成功したウルベは修行を終えたばかりのドモンを呼び寄せ、カッシュ博士の無罪放免と引き替えにデビルガンダムの捕獲を命ずる。事件の元凶はキョウジにあると思い込まされたドモンは、ネオジャパンのガンダムファイターとして第13回大会にその身を投じるのだった。 こうしてGガンの物語は幕を開けるのだが、ウルベ自身が物語の表舞台に立つのは本当に終盤になってからである。実際黙っていてもドモンが必死になってデビルガンダムを追い詰めてくれるので、自分は高みの見物が出来る訳である。物語前半は意図的にキョウジを悪役として描いていたために、ウルベやミカムラ博士は半ばドモンを擁護する良き理解者的な存在として位置し、視聴者にもそのように印象付けたのである。もちろんこれは今川監督の計算であり、ドモンが追う兄キョウジは無実でウルベ達こそが事件の黒幕であったという真実が、Gガンの物語に織り込まれた仕掛けであったことは、原作を知る者には御承知の通りである。ギアナ高地における決戦でドモンがデビルガンダムを稼働不能状態にまで破壊したためウルベは回収部隊を送り込むが、ウォン・ユンファが送り込んだネオホンコンの回収部隊に機先を制されてしまうという手痛い番狂わせが生じる。ここに来てデビルガンダムがネオホンコンの手に落ちたことより、多少なりともウルベに焦りの色が見え始める。この段階でようやくウルベも動き始め、自分専用の戦闘MFライジングガンダムの開発を急がせ、宇宙軍の投入準備を進める等の実力行使も辞さない覚悟があったようである。第13回大会そのものはドモンが優勝を納め、ネオジャパンにコロニー連合の主導権が移行したため戦争行為には至らなかった。しかし仮にドモンが敗北した場合、ネオジャパンとネオホンコンの全面戦争という事態も有り得た訳である。 第13回大会終了後、デビルガンダムを回収したウルベは自らの野望を達成すべく遂に行動を起こす。ウォンの残したレポートからデビルガンダムに組み込む生体ユニットは女性が適格であることを知ったウルベは、レインをデビルガンダムに組み込む。新たな生体ユニットを得て完全復活を果たしたデビルガンダムは、ネオジャパンコロニーを吸収・融合し究極進化を果たす。レイン救出に孤軍奮闘するドモンに、ウルベは第12回ガンダムファイト決勝戦において東方不敗に完敗し、この時力こそが全てであることを思い知ったいきさつを話す。野心に溺れレインを辱めたウルベにドモンも相当おかんむりだったようで、ドモンが「お前を殺す…!」(ヒイロじゃないよ)とまで言ったキャラはウルベ唯一人である。 遂にデビルコロニーの内部に侵入したシャッフル同盟を迎え撃つべく、ウルベは自らグランドマスターガンダムを駆り戦いを挑む。身も心も完全にDG細胞の支配下に置かれ、デビルガンダムそのものと変わり果てたウルベは圧倒的な力でシャッフル同盟を窮地に追い込む。だがドモンの気力の高まりに呼応するかの如く他の4人も復活し、彼らの放った爆熱シャッフル同盟拳によってウルベは倒されるのだった。余談だが、これまでその風貌からウルベの肉体はスラッとしたものとばかり思われていたが、対シャッフル同盟戦では軍服を脱ぎスマートな体をいきなり変質(DG細胞の効果なのだろう)させて筋肉ムキムキ男になり、実は「脱いだらスゴいんです」の人(笑)であったことが発覚する。「こんなこともあろうかと、鍛え続けたこの体…!」とはウルベの弁だが、いきなりマッチョマンになったので見てるこちらはただただビックリ状態であった。後発のOVA版『ガンダムW』ではトロワも実は筋肉ムキムキであったことが発覚するが、これを見て思わずウルベを思い出してしまった人もいるのではなかろうか? 『F完結編』のキャラクター大事典にも記述されていた事だが、ウルベは物語終盤でいきなり悪人に変貌したように見えるので、驚いた視聴者も多いことだろう。実際、物語中盤までの善人ぶり(?)や放映時に公表されたまともそうに見える設定画からコロッと騙された人も多いはず。しかし実はTV第6話から何度か伏線を張る描写があったため、注意深くGガンを見ていた人なら早々にウルベが事件の黒幕であることに気付いたはずである。 ちなみにウルベを演じていたのはカミーユ・ビダンでお馴染みの飛田展男氏であるが、カミーユの印象が強いファンにとってはウルベの悪役ぶりにはちょっと悲しいものがあったはず。更に後の『ガンダムX』で飛田氏はドーザ・バロイという醜悪な悪役を演じており、カミーユファンを更に嘆かせることとなった。それにしてもガンダムで飛田氏が演じるキャラは作を追う毎に酷くなっていくような気が…。 【F完結編】基本設定は原作に準じているが、今作ではサイド7ネオジャパンコロニーの防衛責任者という設定が追加されている。初登場はシナリオ「ギアナ高地の修行」。なお顔グラフィックは豹変前・後の2種類が用意されている。原作よりも若干行動的になり、ギアナ高地までわざわざゴッドガンダムを運んできたり、ウォンの元にスパイとして秘書を潜り込ませたりと原作には無い行動を見せてくれた。 最終2シナリオでは自らグランドマスターガンダムを駆って登場。ウルベの能力そのものはそこそこなのだが、最大射程3(!)の自機に思いっきり足を引っ張られてしまい必要以上に弱く感じられる。それでなくても登場マップがヴァルシオンを筆頭として他に面倒な連中が控えているため、進軍途中の片手間に倒されることが多い。シャッフル同盟がいないため原作の再現が出来ないのは残念だが、せっかくなのでドモン&ゴッドガンダムで軽くあしらってしまおう。 (Written by シャイニングフィンガー)(98.10.2) |